京都のきれいな寺、金閣寺(きんかくじ)は、金(きん)色に輝(かがや)く建物で、とっても有名(ゆうめい)です。古い昔から大切にされてきて、今では世界中から人が見に来ます。この記事では、金閣寺がどんなところか、小学生にもわかるように、建てられた理由や見どころ、庭や歴史、どうやって行くかなど、たくさん知りたいことをやさしく説明(せつめい)します。
目次
金閣寺とは 小学生向けに知ってほしい「基本のき」
金閣寺は、正式な名前を鹿苑寺(ろくおんじ)といい、京都府(きょうとふ)の京都市北区(きたく)にあります。足利義満(あしかがよしみつ)という武将(ぶしょう)が1397年に建てた建物がもとです。義満は、自分の邸宅(ていたく)として建て、その後お寺(てら)になりました。今の建物は、1955年に再建されたものです。金箔(きんぱく)と呼ばれる薄い金の板で外側が覆われ、三階(さんがい)までそれぞれちがう建築様式(けんちくようしき)で作られていて、とてもきれいです。建物の周りには池(いけ)や庭園(ていえん)があり、四季(しき)ごとに景色が変わります。
金閣寺の名前と読み方
「金閣寺」は「きんかくじ」と読みます。正式には鹿苑寺で、「ろくおんじ」と言います。「鹿苑寺」の名前は、足利義満の法号(ほうごう)である鹿苑院殿(ろくおんいんでん)からきています。「金閣」はその建物が金色に光ることから、「金の建物=金閣」という名前がつきました。
いつ建てられたのか
金閣寺の始まりは1397年(むねよねの年)、室町時代(むろまちじだい)です。武将の足利義満が、この場所に豪華(ごうか)な邸宅として建てました。その後、義満が亡くなったあと、お寺に変わって名前も鹿苑寺となりました。1397年から何百年もたち、1950年に火事で焼(や)けてしまったこともありますが、1955年に再建され、今の姿(すがた)になりました。
どんな建物があるのか
金閣寺は三階建(さんがいだて)の建物「舎利殿(しゃりでん)」が中心です。1階は寝殿造(しんでんづくり)、2階は書院造(しょいんづくり)、3階は禅宗様仏堂造(ぜんしゅうようぶつどうづくり)と、ちがう作りです。外側には金箔(きんぱく)が貼られていて、晴れた日には太陽の光をうけてまぶしく輝きます。建物のてっぺんには「鳳凰(ほうおう)」という伝説(でんせつ)の鳥の像があります。
金閣寺の歴史をたどろう

金閣寺の歴史は、ただの古い建物が残っているだけでなく、火事や再建(さいけん)、文化(ぶんか)の変化などを通して今に伝えられています。昔の様子と今の様子を比べると、どれほど大切にされてきたかがよくわかります。ここでは、金閣寺の歴史の大きなポイントをわかりやすく紹介します。
義満が金閣寺を建てた理由
足利義満は、「豪華(ごうか)で美しい建物をつくりたい」という思いを持っていました。外国との交流(こうりゅう)をすすめ、日本の文化を発展(はってん)させたいという願いもありました。そのため、華やかな装飾(そうしょく)や豪勢(ごうせい)な庭園を用いた建築(けんちく)が取り入れられました。豪華さと安らぎをあわせ持つ場所としてつくられたのです。
火事と再建の歴史
金閣寺は長い歴史の中でいくつもの試練(しれん)を受けました。特に大きな出来事は1950年に起こった火事で、舎利殿が焼失(しょうしつ)しました。しかし、みんなの力で1955年に今の金閣が再建(さいけん)されました。そのとき、建物の美しさや構造(こうぞう)をできるだけ昔のとおりにするよう工夫されました。
金閣寺の世界遺産登録と文化的意義
金閣寺は「古都京都の文化財」というくくりで世界遺産(せかいいさん)に登録(とうろく)されています。これは、日本だけでなく世界の人たちにもその価値が認められたということです。庭園、建築、自然との調和(ちょうわ)が高く評価されています。金閣寺は、歴史を学ぶ場であると同時に、日本がどういう文化を大事にしてきたかを知るための宝箱のような場所です。
金閣寺の見どころを楽しもう
金閣寺にはたくさん見るところがあります。建物だけでなく庭や木々、水の景色など、五感(ごかん)で感じる楽しさがあります。小学生でも「ここはすごいな」と思える場所がいっぱいです。ここでは特に見逃してほしくないポイントを紹介します。
鏡湖池(きょうこち)に映る逆さ金閣
舎利殿の前には大きな池があり、「鏡湖池(きょうこち)」と呼ばれています。この池は鏡のように澄(す)んでいて、舎利殿が水に映る「逆さ金閣」が見られます。晴れた日に風があまり吹いていないときがチャンスです。季節によっては紅葉(こうよう)や雪(ゆき)と一緒に見ることもでき、とても美しいです。
陸舟の松と庭園の造り
舎利殿の前庭には「陸舟の松(りくしゅうのまつ)」という古い松があり、義満が大切にしていた松と伝わっています。庭園全体は池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)と呼ばれており、池と小さな島や橋などが配置され、自然と建造物が調和(ちょうわ)するデザインです。衣笠山(きぬがさやま)を背景に取り入れる借景(しゃっけい)も見どころです。
金閣寺と銀閣寺の違いをくらべてみる
金閣寺とよくくらべられる銀閣寺があります。金閣寺はキラキラした豪華さが特徴ですが、銀閣寺は静かで落ち着いた雰囲気(ふんいき)を大切にしています。建てられた時期や建築様式、使われている装飾(そうしょく)の種類も異なります。どちらも「日本らしさ」を感じるけれど、見方がちがえば感じ方も違います。両方を見に行くと、より深く日本の建築や庭園文化が分かります。
金閣寺のいまのこと:アクセスやルール
最新情報をもとに、金閣寺を訪(おとず)れる人が知っておきたいことをまとめました。どうやって行くか、時間はどれくらいかかるか、混(こ)み具合(ぐあい)はどうかなど、準備(じゅんび)をするともっと楽しめます。
拝観時間・料金・混雑(こんざつ)
金閣寺の拝観時間(拝観けいかん)は9時から17時です。小学生・中学生は拝観料(はいかんりょう)が300円です。大人(高校生以上)は500円程度のところが多いです。混雑しやすい時間帯は、10時から15時ごろです。おすすめは開門(かいもん)直後の朝9時~10時か、閉門前の16時以降です。その時間なら静かにゆっくり見られるチャンスが増えます。
どうやって行けばよいか
京都市内から金閣寺へは市バスが便利です。特に「金閣寺道(きんかくじみち)」というバス停で降りると歩いてすぐです。タクシーやレンタサイクル(自転車を借りること)も使うことができます。車で行くことも可能ですが、有料駐車場があっても混んでいたり満車になったりすることがあるので、公共交通機関(こうきょうこうつうきかん)を使うのが無難です。
どれ位の時間が必要か/おすすめの時期
金閣寺をゆっくり見るには40分から1時間程度(ていど)をみるとよいです。写真を撮ったり庭を散歩したりするともう少し余裕を持つと楽しいです。季節によって体験(たいけん)の感じがちがいます。春の桜、秋の紅葉、冬の雪景色は特に美しいです。天気が良い日を選ぶと、建物や庭の美しさがより際立ちます。
金閣寺の不思議(ふしぎ)や豆知識(まめちしき)
ここまで金閣寺の基本や見どころ、歴史、アクセスについて説明しましたが、それをもっと面白くするための小さな秘密(ひみつ)や豆知識を紹介します。知っていると友だちにも教えたくなるような内容です。
鳳凰像や細かい装飾
舎利殿の屋根の上には鳳凰像(ほうおうぞう)という金色の鳥の像があります。この鳥は伝説上の生き物で、平和や幸福(こうふく)を象徴(しょうちょう)します。細かい装飾には龍門滝(りゅうもんのたき)や巌下水(がんかすい)などがあります。これらは景色を美しくするだけでなく、昔の人たちの信仰(しんこう)や自然への考え方が反映(はんえい)されています。
庭園の設計と自然との調和
金閣寺の庭園は、池(いけ)、島(しま)、山(やま)を借景(しゃっけい)として取り入れ、自然(しぜん)と建築(けんちく)が一体になるように考えられています。たとえば衣笠山(きぬがさやま)が背景(はいけい)として使われています。松の木や石の組み方などもすべて意味(いみ)があって、美しく見えるように計算(けいさん)されて作られています。
金閣寺を写真で美しく撮るコツ
写真を撮るなら、鏡湖池の前で「逆さ金閣」を狙うのが人気です。池の水面に金閣がうつる様子がとてもきれいです。光の向きも大切で、朝早く太陽が低い時間か、夕方近くの柔(やわ)らかい光のときがいいです。混雑する場所なので、人があまりいない時を待って撮るとよいでしょう。
まとめ
金閣寺とは、小学生にもわかるように言うと、「金できらめくお寺」で、歴史や美しさがぎゅっとつまっている場所です。足利義満が1397年につくり、火事で焼けたあと再建され、今でも多くの人を魅了(みりょう)しています。建築様式、庭園、水と光の使い方など、見る価値(かち)がたくさんあります。
見どころは舎利殿、鏡湖池、陸舟の松などで、四季折々の景色とともに楽しめます。アクセスはバスなど公共交通機関(こうきょうこうつうきかん)が便利で、混雑する時間を避けて訪れるとゆったり見学できます。写真好きな人や自然が好きな人には特におすすめです。
これから金閣寺に行ってみようと思ったら、今回学んだことを思い出しながら訪れてみてください。きっと金閣寺の光(ひかり)や庭の静けさがあなたの心にも残るはずです。
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